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30 aprile

平成の眠り

つれ:「みどりの日が昭和の日に変わっても、大型連休の1日として淡々と過ぎていくねぇ」

ズレ:「激動の昭和の御代を偲ぶってことで、終戦記念日みたいなイベントがあっても悪かないけどよ」

つれ:「来年には平成生まれの成人も登場することだし、昭和も遠くなりにけりだねぇ」

ズレ:「戦後の激変から60余年まがいなりにも平穏を保ってきたものの、歴史を遡れば維新から戦後までが80年弱で、畏れ多くも平成の次の御代はまた激動かもなぁ」

つれ:「江戸幕府太平260年の歴史もあっただろうに」

ズレ:「泰平の眠りを覚ましたのが蒸気船なら、今度は横須賀に配備される原子力空母が上喜撰にならないとは限らねぇぜ」

つれ:「たった四杯どころか一杯でも眠れなくなるのかぃ・・」

 

27 aprile

人は情

 
つれ:「警察庁さんの発表によると、この4月1日で全国の空き交番が0になったそうだよ」
 
ズレ:「よもやエイプリルフールじゃなかろうけど、2004年に全国6509交番のうち1925の空きがあったのが6185に減って空きがなくなったてぇことだとそう手放しでも喜べねぇぜ」
 
つれ:「5600名いる交番相談員さんを更に増員すると言っても、地域の安全の為には交番自体を増やして貰いたいようじゃないかぃ」
 
ズレ:「安全神話が崩壊するにつれ身近な抑止力としての交番の意義も以前より高まろうってもんだしなぁ」
 
つれ:「人は城・人は石垣・人は堀で、昔ながらの駐在さんが近所を歩き回って世間話をするだけでも人間関係が盾になって防犯効果がありそうだよねぇ」
 
ズレ:「顔見知りの些細な駐車違反程度なら駐在さんが間に入って取りなすくらいのサービスで愛される警察になりゃ、重大犯の検挙率だって更に上がるんじゃねぇか」
 
つれ:「そういう面倒事で経費が嵩まないようにってんで交番を減らしてるなら、空きと一緒に味方となるべき情もなくなっちまうのにねぇ・・」
 
26 aprile

軟体国家

 

つれ:「安倍さんの肝煎りで”安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会”とやらが始まるんだってさ」

ズレ:「始めに集団的自衛権容認の結論ありきで、首相訪米の手土産ってとこさな」

つれ:「平たく言って身を盾にして米軍の下働きにご奉公する所存ですってことなら、特上鮨の折詰くらいに喜ばれるだろうからねぇ」

ズレ:「日本を守る米軍を助けると言やぁ聞こえはいいけど、実際のところアメリカさんはどこまで日本を守る気があるのかとか手助けが要るような米軍に日本の安全を委ねたままでいいのかとか、そもそも論をすっ飛ばしての先兵化ってのも随分と危うい話だぜ」

つれ:「そうは言っても小手先の解釈論でなく憲法論議から始めて、必要なら米軍にお引き取り願えるくらいの再軍備自主防衛に踏み出すって訳にもいかないだろうに」

ズレ:「どのみち世界から異端視されてる以上は逆に開き直って、如何に顰蹙を買おうと日本の非常識が世界の常識になるまで専守防衛に固執して平和へのメッセージを示すってのも一つのアイデンティティになろうてぇもんでぃ」

つれ:「そんな硬骨の信念はなく時宜に応じて解釈を変える軟体性があらばこそ、日本の命脈が保たれてるってこともありそうだよ」

ズレ:「その割には近頃とみに内に向けてはナメクジに殻を被せるような強硬姿勢・外に向けてはフカヒレをクラゲにすり替えるような軟弱姿勢ってバランスが気掛かりなようじゃねぇか・・」

 

25 aprile

バーゲン公売

 

つれ:「国税局さんが団塊世代狙いでリゾート地を集中して公売するそうだよ」

ズレ:「差押え物件売却まで大量退職後の第二の人生をターゲットにする辺りは、何やら退職金狙いのハゲタカ商法みたいだぜ」

つれ:「年齢に関わらず誰でも申込はできるんだし、むしろ中高年の田舎暮らし志向に合わせて購入意欲を盛り上げるバーゲンの広告みたいなもんじゃないのかぃ」

ズレ:「国税だって国の機関なんだから、単に滞納を整理できりゃいいってんで退職者の地方移住を煽ったもんかどうかって見方もあるんじゃねぇか」

つれ:「地方とすりゃ裕福な高齢者よりも若い現役世代に定住してもらいたいってのはあるようだけどねぇ」

ズレ:「全国民の利益ってことなら、多少滞納回収分は目減りしても現地で生産活動に従事しようって若手に限って破格の安値で提供するって手もあらぁな」

つれ:「要は返す刀で都会の公売物件は老人施設用にでも破格の安値で提供しろって言いたいのかぃ・・」

 

24 aprile

民主専制

つれ:「失礼ながら正にロシアのクマってなイメージだったエリツィン前大統領がお亡くなりになったねぇ」

ズレ:「ロシア史の教科書にはレーニン・スターリンの後にゴルバチョフ・エリツィンと続くような激動の立役者だったわな」

つれ:「プーチンさんになってあちらの場合は左寄りに保守回帰が進んでるようだけど、あの頃は共産党支配に対する革命みたいな騒ぎだったからねぇ」

ズレ:「共産化革命から非共産化革命って壮大な社会実験をやったようなもんで、その後の混乱も含めて貴重な歴史的教訓になるのは間違いないだろうよ」

つれ:「本家崩壊で一気に共産=専制って図式が消滅するかと思えば近所の中国さんや北朝鮮さんはまだ頑張ってるし、あれはソ連・東欧の特殊事情って整理になるのかねぇ」

ズレ:「経済の共産化って名目が政治の専制化って実態にすり替わったとすりゃ、儒教的風土のある東洋の方が専制には馴染みやすいのかもしれねぇぜ」

つれ:「本邦も民主党さんが二大政党だって気勢を上げても、依然として自民党さんの専制が続いてるもんねぇ・・」

 

23 aprile

高見八目

 
つれ:「長崎の事件を受けて、総務省さんが補充立候補の見直しをするそうだよ」
 
ズレ:「本来元気な候補者が突然亡くなるなんてのはそうそうあることじゃなし、これまではあんまり問題にならなかったんだろうよ」
 
つれ:「現行法だと投票日を延長すると金曜日になるなんてのも現実的じゃないもんねぇ」
 
ズレ:「この際だから、一斉にやりゃ怖くないってな総会屋対策並みの統一地方選まで見直したってよさそうだぜ」
 
つれ:「新憲法に合わせて一緒に始まった統一選挙も、首長の辞職や逝去・議会の解散に加えて合併もあったりで、結構にズレは出てるみたいだしねぇ」
 
ズレ:「元々の選挙への関心を高めるって目的からすりゃ、当時より遙かに近所との行き来も増えた今となっては一度にやって自分の所しか気が回らないってより、回りと時期をずらして様子をじっくり眺められるようにした方が岡目八目で関心も更に高まるんじゃねぇか」
 
つれ:「するってぇと元より高見の見物を決め込んでる衆の方が実は目が肥えてるってことかぃ・・」
 
19 aprile

ドクター3K

 
つれ:「自殺が過労死に認定されるほど、お医者様の不足が深刻になってるみたいだねぇ」
 
ズレ:「一時は医者余りなんて言われて油断したツケが回ってきたのかもなぁ」
 
つれ:「キツイ・キタナイ・カッコワルイの3Kとは違っても、キツイ勉強やキビシイ修行に加えてカコクな労働環境となると、ますます医師離れが加速するんじゃないかぃ」
 
ズレ:「誰でも等しく名医にしようてぇカリキュラムに無理があるなら、診療科目や技術に応じて医師免許を細分化してもいいんじゃねぇか」
 
つれ:「建築士とかは一級・二級・木造に分かれてたりするけど、直接人命に関わるだけにグレードを分けるってのも慎重を要しそうだよ」
 
ズレ:「技量に応じて処置できる範囲を決めといて等級間の連携体制をしっかりしとけば、養成期間の短縮や医療資源の有効利用が図れそうなもんだぜ」
 
つれ:「一級の資格を持って偽装医療に走るような先生が出なけりゃいいけどねぇ・・」
 
18 aprile

射撃+襲撃=衝撃

つれ:「彼方アメリカの大学で銃乱射があれば此方長崎では市長銃撃と、奇しくも東西で衝撃のニュースが続いたもんだねぇ」

ズレ:「何でもアメリカさんに右へ倣えの日本とすりゃ、いずれ乱射事件も起きないとは限らなねぇやな」

つれ:「銃の所持が当たり前のアメリカ社会と比べれば、多少綻びようとも世界に冠たるガン・コントロールの日本じゃそうそうそこまではいかないだろうに」

ズレ:「ひとたび事が起こると規模の大きさであちらの方が目立つけど、銃による犯罪発生を銃の保有状況で割れば、実のところは思ってるほどの差はないのかもしれねぇぜ」

つれ:「乱射事件の背景にストレス社会の影響が潜んでるとなると、その強度についちゃ不肖日本も出藍の誉れで今やむざむざアメリカさんの後塵は拝してないようだけどさ」

ズレ:「玄人同士が撃ち合ってるうちはまだしも、市長にまで平気で銃が向けられれる時代になっちゃ道具さえあれば冥土の道連れ作りに撃ちまくりたいって素人衆も出てこようてぇもんでぃ」

つれ:「こうなると時の三木首相が素手で殴られたなんて事件がほのぼのと思い起こされるねぇ・・」

 

17 aprile

紅殻格子園

 
つれ:「野球選手の青田買い騒動が高じて、有名高校の野球部が解散しちまったねぇ」
 
ズレ:「現役球児に罪はなかろうに、高野連を慮った過剰反応なんじゃねぇか」
 
つれ:「高野連さんたぁ何やら憲兵隊のような権威をお持ちなんだねぇ」
 
ズレ:「元は高校野球部の寄り合いの筈が、甲子園てぇビックイベントを背景に権勢をふるってるところにも歪みの元がありそうだぜ」
 
つれ:「高校生とは言っても、スター選手はプロ以上の注目を浴びるからねぇ」
 
ズレ:「一方で野球ビジネスにしっかり組み込んでおきながら、もう一方で学校教育の一環に留めておこうってとこに無理はあらぁな」
 
つれ:「それこそフルスタ宮城辺りを新たなメッカに、青田刈りし放題の特待生大会でもやったら面白いかもよ」
 
ズレ:「花街の顔見世興行よろしく紅殻格子園ってなとこさな・・」
 
16 aprile

万骨競馬

つれ:「皐月賞史上最高の162万馬券が出るたぁ豪儀な番狂わせだねぇ」

ズレ:「こういう事もあるからギャンブルてなぁ人を狂わせるってことよ」

つれ:「それでも売上全体は昨年比9割弱だそうで、存外世間は堅実志向になってるのかもよ」

ズレ:「むしろささやかな一攫千金の夢を見ようてぇ気も萎えるほど、世間の荒波が高くなってるってこともあるんじゃねぇか」

つれ:「JRAさんはまだしも、地方公営ギャンブルはいずこも火の車のようだしねぇ」

ズレ:「地方に千里馬あれば中央これを召し上げるってな具合で、省庁益成って自治体枯るって辺りの地方自治と同様の図式だわな」

つれ:「中央でも地方でも、胴元益成って貧民枯るって辺りは同じだよ・・」

 

13 aprile

バベルの療

つれ:「代理出産とか死後生殖とか、ちょっと前までは空想の産物だった夢物語が今は切実な現実問題になってるんだねぇ」

ズレ:「自然の状態では有り得ない新生や再生となると、ES細胞に反対するブッシュさんのお気持ちにはキリスト教保守派には何の縁がなくとも頷ける部分はあらぁな」

つれ:「折角手段はあるのに子供が欲しいてぇ気持ちを封じるのは、情においては忍びないところもあるんじゃないかぃ」

ズレ:「神の怒りに触れたバベルの塔の例もあることだし、忍び難きを忍ぶ自制も必要だろうよ」

つれ:「バベルの塔で人類は共通の言語を失ったのなら、生殖再生医療が怒りに触れると今度は何を失うのかねぇ」

ズレ:「自在に新生・再生が出来るなら、何より危うくなるのは生命の尊厳そのものかもしれねぇぜ」

つれ:「それならもう存分に粗末にしてきたようだけどさ・・」

 

12 aprile

蝙蝠三分の計

つれ:「王朝文化華やかなりし頃を彷彿とさせる将軍様天領の航空写真が公開される一方で、アメリカさんが金融制裁を全面解除ってのはどうにも釈然としないねぇ」

ズレ:「一応民生目的へのイランさんには厳しく、軍用が明らかな北朝鮮さんには甘くてぇ核への対応も腑に落ちねぇしよ」

つれ:「早い話がアメリカさんにとっちゃアジアは眼中にないってことかねぇ」

ズレ:「アメリカ・欧露・中国の3ブロックで世界を取り仕切ろうてな天下三分の計が密約されてるのかもしれねぇぜ」

つれ:「となると日本はどのブロックに入るんだぃ」

ズレ:「地政学的にはどのブロックにもくっつける特性を最大限に活かして、コウモリのように上手いこと世間を渡ってくようじゃねぇか」

つれ:「八方美人の計こそどことも陸地が繋がってない島国日本の特性だからねぇ・・」

 

11 aprile

キャッチアーミー

 
つれ:「崇高な任務を銭の種にするのは怪しからんてな声に押されたか、英軍兵士の取材報酬が禁止されるんだってさ」
 
ズレ:「金でネタを取る方は考えもんだけど、金に換わるかもとの思いが辛さを耐えるエネルギーになれば現場の兵隊さんには幾許かの救いかもしれねぇぜ」
 
つれ:「マスコミがたかるのは最初のうちだけで、その後の大勢は貧乏クジを引くだけだよ」
 
ズレ:「ハナから禁止にしなかったのは、たとえ最初だけでも国庫は痛まないボーナスで兵士の痛みが癒されるなら結構って軍の思惑もあったんじゃねぇか」
 
つれ:「前途のある若者を死地に追いやっといて、それじゃあんまりあざとくないかぃ」
 
ズレ:「どこぞのお国の自衛隊もタレント募集みたいなノリのCMで若い衆の気を惹こうとしてるし、人命が消耗品の軍隊てぇ組織はそもそもがそんなもんよ」
 
つれ:「命までボッタクろうたぁ大したキャッチ商法だねぇ・・」
 
10 aprile

ハンデ選

 
つれ:「石原さんも今回は危機感があったのか、当選して俄然気を吐いていらっしゃるねぇ」
 
ズレ:「知事選は軒並み現職勝利で、余程の事がない限り現職の牙城は揺るがないってこった」
 
つれ:「五輪反対やアンチ石原の票が分散したのも幸いしたんじゃないかぃ」
 
ズレ:「直接民選って点じゃ大統領も同様なんだから、首長選は一騎討ちになるように対立候補の予備選をやってもいいくらいだぜ」
 
つれ:「予備選になるほどの立候補があるのは都知事くらいのもんで、どこも現職が立てば実質的には信任投票だろうに」
 
ズレ:「現職には実績に応じてハンデをつけるとか得票数によって任期を短縮するとか、信任投票にしたってもっと民意が反映される工夫をしないと政治への無力感が進む一方なんじゃねぇか」
 
つれ:「ネットで政見放送のパロディを流すのも選挙違反だなんて重箱の隅を突ついてる場合じゃないかねぇ」
 
ズレ:「巷の関心を高める為には、むしろ覆面ハンデ師として推奨するくらいがIT時代の選挙管理ってもんよ・・」
 
09 aprile

気候淘汰

つれ:「温暖化が国連安保理のテーマになるたぁ、それだけ脅威が迫ってきたってことかねぇ」

ズレ:「NASAさんの研究によると北極海の氷が1年で14%減少したそうで、海抜の低いところは正に安全保障問題だわな」

つれ:「国連の気候変動作業部会からは、1990年比で平均気温の上昇が3度を超えると全人類に深刻な影響が及ぶってなご託宣も出るみたいだしねぇ」

ズレ:「今のペースだと今世紀末には平均気温が6度、海面は60cm上昇するって予測もあったし、22世紀を待たずして世界の終末を迎えることになるかもなぁ」

つれ:「恐竜が絶滅しても生物は残ったように、人類が終焉すればまた別の生命が地球を闊歩するんじゃないかぃ」

ズレ:「恐竜時代は2億年近く続いたのに、それより知恵があると自負する人類が僅か400万年で退場たぁ儚い話だぜ」

つれ:「恐竜は図体が大きくなり過ぎて気候変動に対応できずに息の根が止まり、人間は利に聡い頭ばかりが大きくなって温暖化で自分の首を絞めたってことになるかもねぇ・・」

 

06 aprile

平成の新政

 
つれ:「公務員の新人材バンクは官房長官をトップに据えた内閣主導の国家公務員再就職支援センターとして具体化するみたいだよ」
 
ズレ:「人事権をテコにまつりごとの実権を政治家が官僚から取り戻そうてぇなら、建武の新政並みの大改革だぜ」
 
つれ:「そんな大袈裟な話でなく、談合の温床となる天下りを根絶しようってだけのことだろうにさ」
 
ズレ:「政治家の中にも否定的な方はいるんだし、その程度の付け焼き刃的な心構えじゃ早晩形骸化するのは火を見るより明らかなんじゃねぇか」
 
つれ:「有能な人材なら省庁が手放さないし有能でなけりゃ民間は引き取らないしで、根本的な矛盾はありそうだもんねぇ」
 
ズレ:「和を以て尊しと為すの昔から日本の風土には談合体質が根付いてるんだから、本気でどげんかせんならんってぇなら全省庁を解体再編して政治と官僚制の縁をスパッと断ち切るくらいの覚悟で臨まにゃどげんもならんってもんよ」
 
つれ:「それじゃ建武の新政どころか蘇我一族を滅ぼした大化の改新だょ・・」
 
05 aprile

琴線と金銭の間

つれ:「これもバブルの影響ってことか、2000年まで10年間日本が1位をキープしてたODAが遂に3位に転落したんだってさ」

ズレ:「援助ってなぁ相手を喜ばせてナンボだから、必ずしも額の多寡は問題じゃねぇやな」

つれ:「10年も1位だった割には安保理常任委に入れないなんてのは、ニワカ成り金が夜の巷でドブ金撒いたようなもんで国際社会の評価にはつながってないってことかぃ」

ズレ:「まるで無駄とは言わないまでも、結局日本企業に環流させたり貢献のPRが下手だったりで出した額ほどには甲斐がなかったようだし、向後は小粒でもピリリと世界の琴線に触れる山椒のような開発援助を旨とすべしってこった」

つれ:「米韓FTA締結とかで日本への風当たりも強くなりそうだし、外国とのお付き合いはますます気が抜けないねぇ」

ズレ:「お国のメディアで珍しく盧泰愚大統領の功績と称えられる一方FTA反対で死人が出る騒ぎもあったくらいの一長一短な話だけに、国際協調と言いつつ国際迎合になりがちな日本とすりゃよくよく粘り腰が必要なようだぜ」

つれ:「鎖国までした島国の悲しさかそもそも二枚腰三枚腰の外交とは縁が薄いうえに、近頃はグレーゾーンの使い方も不調法になってるみたいだからねぇ」

ズレ:「国際化も言われて既に久しいからには、鬼畜米英からイエローキャブなんて極端に振れずに上手いことやって貰いてぇもんよ・・」

 

04 aprile

国語ヒアリング

つれ:「宮崎・愛知・埼玉と、知事の新入職員訓話が奇しくも揃って槍玉に上がったもんだねぇ」

ズレ:「どれもいわゆるヒマネタの揚げ足取りが重なったってとこさな」

つれ:「新人に感銘を与えるフレーズもあっただろうに言葉足らずの部分だけ取り出して叩かれるんじゃ、選挙演説とかもどこで切っても素っ気ない官僚作文になりそうだねぇ」

ズレ:「挑発的な前フリをカマして平凡なオチに艶をつけるなんざ挨拶や演説の常道だし、そういうアジテーションが政治家の持ち味にもなるんだから、前段は柳に風と受け流して後段をじっくり傾聴するのが正しいヒアリングってもんなのによ」

つれ:「天下太平になるほど細かいアラ探しに興じるって辺りは、人間てなぁよくよく攻撃的に出来てるってことかねぇ」

ズレ:「NHKさんへの命令放送なんて制度があるんなら、いっそNHKじゃ人をほめるニュースしか流さないってことにしたら面白いんじゃねぇか」

つれ:「それじゃ何事も将軍様万歳の平壌放送になっちまうだろうに」

ズレ:「口裏合わせたような同じコメントを頭も使わずに聞き流すより、原発事故隠しのお陰で枕を高く寝てこれた!牛肉をゴリ押しするアメリカさんは牛丼ファンの救世主!!拉致のシラを切り通す北朝鮮さんは見上げたもんだ!!!と褒めそやす放送局の一つくらいはあった方が国民のヒアリング能力も磨かれらぁな・・」

 

03 aprile

検定異見

 
つれ:「教科書検定に自虐史観の修正意見が付くなんて隔世の観じゃないかぃ」
 
ズレ:「海外の批判勢力にご注進に及ぶ衆もいるだろうし、後から物議を醸しそうな話じゃねぇか」
 
つれ:「安倍さんの従軍慰安婦発言も世界中で物議を醸してるみたいだしねぇ」
 
ズレ:「事実認定は国内でも異論があるうえに野蛮な旧日本軍って先入観は世界に定着してそうだから、個人の思想信条はどうあれ有色敗戦国日本の総理大臣とすりゃバッシングに留意しつつの慎重な物言いで然るべきところだろうよ」
 
つれ:「文科省さんはその首相の意を汲んで、一気に検定方針を回れ右にしたってことかぃ」
 
ズレ:「見てきたような嘘もつける乾物のように干涸らびた歴史なら言い切った者勝ちだけど、それぞれに相違がある状況をナマで見た人もいてまだ湿り気のある記憶を一行二行の記述で片付けようってのが無理な話で、昭和以降の歴史は各論並記で別冊にしてもいいくらいだぜ」
 
つれ:「そういう入試とは縁のないところをじっくり学べる余地があったゆとり教育も、首相の意を汲んで無くなるみたいだけどさ・・」
 
02 aprile

東京アンパンタウン

 
つれ:「4月馬鹿は馬鹿でも真夏日も出る馬鹿陽気だったねぇ」
 
ズレ:「3月の寒さで足踏みだった桜も一気に満開で春爛漫だぜ」
 
つれ:「東京ミッドタウンなんてのも街開きで、春のお江戸は花盛りだよねぇ」
 
ズレ:「都心の土地活用とすりゃああいう風になるんだろうけど、能登地震の直後だけに都会の過密にいささか思いを至すところはあらぁな」
 
つれ:「敷地の3割はオープンスペースだそうで、そういう面も考慮してのことなんだろうに」
 
ズレ:「建物が倒壊したりそのおそれがあれば使い物にならないし、とにかく都会に空き地を増やすのが当面の震災対策なんじゃねぇか」
 
つれ:「中越や能登が震度の割には人的被害が少なかったのは人口密度と無縁じゃないだろうけど、回帰傾向も出てる中で都心から人を減らそうなんて土台無理な相談だよ」
 
ズレ:「こうなるとドーナツ化現象ってのも必ずしも悪かないようだけどよ」
 
つれ:「今の都心はちょうど桜をヘソにぎっしり詰まったアンパンみたいだからねぇ・・」